駐車場ゲート通信
駐車場ゲートや工場、施設のセキュリティゲート等、当社の扱う製品や関連事項について、担当者が得意分野の情報発信をしています。

セキュリティ強化
2014年12月17日
5年ほど前からベルギーの Automatic Systems社と取引開始、その後販売店契約に
至ってから、日本では製造していないセキュリティ力の強い重装備のゲートも扱うように
なりました。
今まで製造もされず、問い合わせもわずかだったゲートが、どうして最近になって重要が
増えてきたのでしょうか?
それは、日本でもテロに対する危機感や不正侵入などに対する防御策が現実問題として
高まって来たからに他なりません。
写真は、巨大なフェンスゲートを数人がかりで動作試験場所に運んでいるところですが、
男5人でもメチャメチャ重かったそうです。
弊社の通常扱っているカーゲート本体は、2人もいれば十分に動かすことができます。
ましてや、ゲートバーなどは女性ひとりでも楽勝です。因みにフェンスゲートの本体は
約300kgはあるそうです!
このゲートは、まさに重厚な鉄製フェンスにゲートバーが付いているという感じです。
これでは人はおろか、普通の車がぶつかってもフェンスはびくともしないでしょう…。
今まで、カタログや動画でしか見たことがありませんでしたが、こうして実際に動かすと、
かなりの迫力でした。
弊社は、道路を挟んで山がすぐ近くにあるため、カモシカや猿、狸などがちょくちょく
お目見えするようなところですが、この日は鹿さんの家族5匹程がこのゲートを見ていた
ようです…。
写真は、そのうちの1匹を捉えましたがカメラマン曰く、レンズを通して見ると周りの
風景と同化してどこにいるのか分からないのだとか。(笑)
文責:ウィンズ事業部 岡本
セキュリティ強化
2014年3月19日
昨年9月「2020年東京オリンピック・パラリンピック」の開催が決定し、世界的なイ ベントの招致に
日本中が歓喜に包まれました。
オリンピック開催で世界中の目が東京に集まる中で、安心、安全に関心が寄せられています。
先の2012年ロンドンオリンピックの時には、開催地が決定した翌日に地下鉄爆破テロがあり、
オリンピック時のテロ対策が大きな話題となりました。
ここ日本でもオリンピック関連施設だけでなく、一般の工場や施設もいつテロの標的となるか
わかりません。
そこで、弊社ゲート製品の中でもテロ対策を意識したよりセキュリティーの高い機器をご紹介
いたします。
工場・施設などへの車両の入退場規制を行うために正門などに設置するゲート装置は、従来は
バータイプのカーゲートか電動門扉が主流でした。
しかし、バータイプのゲート装置では人によるくぐり抜けや乗り越えを防ぐことができません
でした。
一方、電動門扉では人の侵入も防ぐことができましたが、門の開閉速度が遅く毎分25cmで、
6mの開口で約30秒かかります。
そのため、電動門扉での運用は、朝は門を開放し、夕方は閉めるといった運用にならざるを得ず、
無人での運用は不可能でした。
その点、フェンスゲートはバータイプのゲートと、電動門扉の両方の特長を備えているため、
車両と人の侵入を防ぎつつ、開閉速度も確保することができます。
その結果、有人ではよりいっそうの抑止効果が期待でき、無人での運用も可能となります。
従来型のバータイプのゲート装置は、ゲートバーに衝突した車両を保護する為にゲートバーが
折れやすくできています。
その為、テロ等を目的とした車両が強行突破を試みてきた場合、簡単に突破されてしまいます。
そこで、車両の強行突破に対応する為の装置として、弊社ではロードブロッカーをご用意
しております。
地面からせり出すロードブロッカーは、米国国務省(Department of State)が規定している
K4 Crash Testをクリアしています。
K4 Crash Testとは、重量が6800kgの車両を時速48kmで衝突させた時に、車両の主構造が
バリケードやフェンス設置位置より36インチ(91.4cm)以上前方に突出してはならないといった
テストで、かなりの強度を要求されます。
仮に車両が強行突破をしようとロードブロッカーに突入した場合、前車軸を破壊され、車両は
走行不能に陥ります。
このような最強の侵入防止装置として活躍するロードブロッカーですが、地中埋設構造のため
既存の施設への設置も比較的容易にできます。
上記のフェンスゲートやロードブロッカーは、機器単独でも強力なテロ対策機器となりますが、
他の装置と組み合わせることでより強力に働くことができます。
それには、対象の工場や施設が必要とするセキュリティレベルに合わせた組み合わせを導入
することが重要です。
テロ対策機器をお考えの方は、ゲート機器の専門に扱う弊社に是非お問合せください。
(文責:営業部 北瀬)