駐車場ゲート通信
駐車場ゲートや工場、施設のセキュリティゲート等、当社の扱う製品や関連事項について、担当者が得意分野の情報発信をしています。

無断駐車対策
2014年5月19日
おはようございます。
パブリックシステム、システム事業部営業担当の城島と申します。
いつも弊社の駐車場ゲート通信をご覧頂きまして誠にありがとうございます。
今回ご説明させていただく内容は、無断駐車により発生する損失金額です。
愛知県名古屋市の場合を例に取り、ご紹介させていただきます。
●駐車場1車室に必要な敷地面積
愛知県名古屋市を例に取ると、駐車場1車室の場所を確保するのに必要な敷地面積は、
約25㎡と言われています。
1車室/25㎡の土地を購入する必要金額は、750万円の計算になります。(1㎡辺り30万円の場合)
●路線価1㎡辺りの平均価格
固定資産税や都市計画税を算出するにあたって必要なのが路線価です。
名古屋市の路線価1㎡辺りの平均価格は11万円前後と言われています。
●土地所有における納税額の算出
毎年1月1日に、土地を所有していることで、固定資産税と都市計画税を納税する義務が発生します。
この固定資産税と都市計画税を算出する為に必要なのが、固定資産税評価額(路線価×0.7)です。
固定資産税評価額に標準税率を掛けたものが固定資産税となります。
※固定資産税評価額:路線価(110,000円)×0.7=77,000円
① 固定資産税:1,925,000円(77,000円×25㎡)×1.4%=26,950円
② 都市計画税:1,925,000円(77,000円×25㎡)×0.3%= 5,775円
この①と②を合わせた金額が駐車場1車室当りに必要な年間納税額です。
その額、なんと32,725円にも!
●無断駐車が1台あることでの損失
無断駐車が毎日1台あるとしたら、1車室につき土地を取得する為にかかる初期投資750万円と、
毎年必ず納税義務があるランニングコスト約3万3千円(1台)もの損失が発生するのです。
実際に、私が日々お客さまである病院を訪問する際に、駐車場の管理ご担当者から
「無断駐車が毎日何台かはある。」
といったお声を聞きます。
実は、このように無断駐車されることによって、利益を生む駐車場が目に見えない損失を生むのです。
弊社パブリックシステムでは、無断駐車による損失金がないように無断駐車対策として、それぞれの
駐車場に適合するカーゲートシステムの導入をご提案いたします。
例えば月極駐車場の場合では、写真のような無線リモコンで開閉する、簡易なリモコンゲートシステム
をおすすめしております。
また弊社では、観光地や病院、官公庁等に適した料金精算システムや、その他お客さまのご予算や
運用等、ご要望に合わせたカーゲートシステムをご提案させていただきます。
無断駐車以外にも駐車場に関してお悩みでしたら、ぜひ弊社までご相談下さい。
精一杯対応させていただきます。
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。(文責:営業部 城島)
カーゲート機器
2014年5月16日
月極駐車場などで、未舗装のまま砂利地で運用されている駐車場は多いと思います。
そういった砂利地の駐車場へ、無断駐車対策の為にゲート機器を導入することが可能かどうかと
お問合せを頂くことがあります。
今回は、月極駐車場として砂利地のまま運用されていると言う前提で、ゲート機器の導入を検討
してみようと思います。
月極駐車場という前提ですので、駐車場を利用される方は契約者の方に限定されます。
ですので、契約者の方のみが駐車場ゲートを開閉できる必要があります。
それにはタッチレスゲートシステムや、ICカードシステム等の導入が考えられますが、これらの機器
にはループコイルの埋設が必須となっております。
ループコイルの埋設には路面の舗装が必須となりますので、少なくともループコイルの部分だけは
舗装を施す必要があります。
砂利地のまま未舗装で駐車場ゲートを運用するには、
ループコイルを使用しないゲートを選択する必要がある
と言うことです。
そこで、お勧めなのが「リモコンゲート」です。
リモコンゲートは名前の通り、無線もしくは有線のリモコンを用いて開閉操作を行う駐車場ゲートです。
月極駐車場への導入の場合、無線リモコンを契約者様へ配布してそのリモコンを持った方だけが
ゲートを開閉できるといった使い方となります。
リモコンゲートは、オプションでループコイルをご用意しておりますが、これは閉動作を自動化する為
ですので、必須ではありません。
開・閉の両方の操作をリモコンで行っていただければ、ループコイル無しでの運用が十分に可能です。
砂利地への駐車場ゲートの導入をお考えの際は、是非リモコンゲートのご検討を!
リモコンゲートに関してご不明な点などありましたら、お気軽にお問合せください。
(文責:リモコンゲート担当 岩崎)
無断駐車対策
2014年5月14日
導入事例
2014年5月12日
カーゲートを使った駐車場システムのデメリットとして、出入口にコンクリートによる基礎がある為に
場内のスペースをとってしまうというのがあります。
駐車場システムとはそのようなものだという固定概念があったのですが、盆踊りで有名な観光地からの
ご要望で、
「普段は有料駐車場として利用して、年に数日間だけの盆踊り会場用に駐車場をフラットにしたい。」
というお話をいただきました。
下の写真は、通常の駐車場として利用している場合の事例です。
そこで弊社が考えたのが、ループコイルはやむを得ないのでそのままにして、基礎を鋼板で制作し、
取り外し可能とする提案です。
コネクターとアンカーボルトを外し、ハンドリフターを使用して移動することにして、
お客さまのご要望にお応えすることができました。
※郡上八幡産業振興公社様の導入事例
盆踊り期間中、夜間のみ駐車場(上の写真)を移動し、「踊り会場」として使っている事例。
移動式駐車場導入事例へ≫
またある駐車場でも、
「現在はこの場所でよいが、将来少し移動したい。」
という話をいただき、そこにもこの鋼板取り外し式基礎を納入し、移動式駐車場となりました。
「駐車場はこんなものだ」という固定感念を変えてみる必要ってありますね。
この他、工事現場などで一時的に駐車場ゲートを設置したいといった仮設駐車場の管理のご要望が
ありましたら、是非お問合せください。(文責:営業部 小酒井)
駐車場管理
2014年4月17日
車社会において、店舗でお客さまの駐車場を確保することは当たり前のこととなっています。
ところが店舗のオーナーさまからこんな相談を受けることがあります。
「お店のお客様用の駐車場に無断駐車が多いので困っています!」
「観光地のみやげ物屋の駐車場ですが、当店で買物をしてくれた人に対しては駐車料金をもらわず、
そうでない人からは料金をもらう方法はありますか?」
一般の有料駐車場と違い、店舗に併設された利用者向けの駐車場は、その店舗を利用した人に
向けたものですが、どんなに「お客様専用駐車場」と注意看板を建てても、無断駐車や不正駐車が
あとを経たないのが現状です。
それが観光地ともなれば、そのお客様がお店で買物をしてくれるか否かは、駐車した時には不明です。
そういう場合に役立つものが『サービス券』です。今回はその『サービス券』についてご説明いたします。
有料駐車場で使われる『サービス券』とは1枚の紙の券です。
出口の精算機に駐車券を挿入して、駐車料金を支払う際にこの券を挿入すると、金券のように使用
できるものです。
『サービス券』には、100円、200円というように料金をサービスできる券と、1時間、2時間というように
時間をサービスする券の2種類があります。
お店の方はこのサービス券をお店のお客さまに渡すことで、店舗利用者に対して駐車料金をサービス
することができ、店舗利用者以外の方からは料金を徴収できます。
サービス券は数多く作成しますので、小分けして配ることができるという利点があります。
例えば、商店街などでひとつの有料駐車場を数店の店舗で共同利用する場合、各店舗にサービス券を
配布しておくと、それぞれのお客様にお渡しすることが可能です。
またお客様の購買金額に応じてサービス券の配布枚数を増やすことで、サービス料金やサービス時間
を調整することもできます。
【標準サービス券】 ※簡易なデザインで少量作成が可能
【オリジナルサービス券】 ※ご希望のデザインで色が選べる
サービス券はお客さまが券面をデザインでき、大量に作成する「オリジナルサービス券」が主ですが、
弊社では簡易的なデザインで少量の作成が可能な『標準サービス券』も扱っております。
どうぞお気軽に担当者までご相談ください。(文責:営業部 長尾)
駐車場管理
2014年4月16日
近年日本の観光地も海外からも注目され、海外からの観光客が増えてきています。
その為に、観光地の駐車場がバスを含め季節によっては満杯になり、駐車場不足が深刻化
しているのが現状です。
これらの駐車場は、ほとんど有料化されてきてはいますが、観光客の少ないシーズンもあり、
年間を通してのことを考えてなのか、出入口に人がついて集金をしているところがまだまだ
多い状況です。
このような有人駐車場では、釣銭など現金を扱うことや、領収書を手渡すなど、実は相当な
労力を要します。また、人の手による集金は当然トラブルも出てきて金額合わせも大変です。
上記のような人為的トラブルなどの問題回避や人件費の削減をするため、観光地にも
駐車場ゲートによる自動料金精算システムが導入されつつあり、これによってスムーズな
駐車場運営が可能 となっています。
この自動料金精算システムの導入メリットは、
・集金をしていた人が減らせる
・人員削減できない場合は、場内案内にまわってもらうことが出来る
など、有料駐車場管理の効率化が図れます。
観光地の駐車場システムは、均一料金システムが最適です。
時間貸し駐車場ではなく、一日の料金を決めて、入り口精算もしくは出口精算として、
それぞれの状況に合わせることが出来ます。
また、観光バスなどの大型車両に関しては、大型用車両検知センサを取り付けること
により、大型料金を表示して別料金を徴収することも可能です。
このように、均一料金システムは、バスと普通車の混在する観光地駐車場にはふさわ
しいシステムといえます。(文責:営業部 小酒井)
駐車場管理
2014年4月10日
駐車場管理
2014年4月9日
駅前にある有料の駐車場内には駐車券発券機や料金精算機があり、その上部には
ほぼテントが設置されています。
有料駐車場以外にも、ICカードリーダを使用している場合や、メダルを利用している
ゲートシステムの場合にもテントが設置されることがあります。
そのテントの役割について、改めて確認してみたいと思います。
テントは、見てのとおり機械が雨に濡れることを防ぐ役割があります。
では、なぜ駐車場システム機械は雨水に濡れてはいけないのでしょうか。
1つには、機械の発券口や投入口に雨水が入り込み、故障の原因となることを防ぐ
ためとなります。
もう1つには、雨の場合に利用者が手を伸ばした際に濡れないように、という役割が
あります。
上記2つの役割を踏まえますと、発券機や精算機には必ずつけなければなりませんが、
ICカードリーダのような雨水の浸入が考えられないものについては、利用者の手が濡れる
ことについて良いとするか悪いとするか、またコスト面を踏まえてテント設置を決める必要
があります。
機械に応じてテントを設置したり、しなかったりということですが、役割としましては、
上記の事を満たせばよいため、お客さまでご用意されることもございます。
エクステリア製品などでも同様の役割を満たせば問題ありません。
尚、弊社ではお客さまのご要望に合わせたテントの色をご用意させていただきます。
以上になりますがご参考まで。ご相談があればお問合せください。(文責:営業部 武藤)
無断駐車対策
2014年3月25日
迷惑駐車の原因となっている近くにある施設の種類によって、迷惑駐車の駐車時間、
駐車をする側の人間の迷惑駐車をすることについての重要度(日常性)、迷惑駐車の
対策方法などが異なります。
ここでは「駅」と「商業施設」の2例をもって考えたいと思います。
<駅などの公共交通機関>
駅が近くにある場合には、出張の際に駐車するケースが考えられますので、日をまたぐ
場合などがあり、他の施設が近くにある場合に比べ迷惑駐車の時間が長くなることが
想定されます。迷惑駐車の時間が長ければ、時間分だけ駐車スペースが潰れることになり
ます。
また、駅などの場合は習慣的に迷惑駐車をする場合も考えられ、迷惑駐車が常習化する
可能性が考えられます。しかし、駅の近くには有料駐車場などが多く、駐車場を探している
人の選択肢として有料駐車場も入るため、一般的には習慣的に利用する人は月極駐車場
などと契約をしている場合が多く、迷惑駐車としましては一時的な普段利用をしていない
人が多くなると思います。
駅などがお近くにある場合には、同じ車両がいつも停まっているか、異なる車種が
停めているかを確認し対策を練る必要があります。
<商業施設>
商業施設が近くにあるといった場合には、施設利用時間に応じて迷惑駐車の時間が
発生しますので、商業施設の種類と規模によって駐車時間が変わります。
しかし、駅が近くにある場合は日をまたぐ可能性がありますが、商業施設の場合には
基本的に日をまたぐようなことがありません。
施設利用者となりますと、習慣的に利用している場合が多く、簡単な防止策をとっても
どうにかしてその場所に停めようとし、より高い防止策が必要になるかと思います。
※他に停められそうな駐車場がある場合には簡単な防止策をとることで防止すること
ができるかもしれません。
迷惑駐車をする人にはその駐車場に迷惑駐車をする理由があると考えられます。
例えば、ある程度の規模以上の駐車場であれば、木は森に隠すように1台くらい停めても
分からないだろうという考えがあると思います。
管理する人にとっても、たくさんある駐車車両1台1台が正規駐車か迷惑駐車か判断する
ことは難しく、それを迷惑駐車する人も判っているため、看板程度では効果はありません。
看板に迷惑駐車は罰金すると書いても、迷惑駐車かどうかわからなければどうしようもあ
りません。
ある程度の規模を持つ場合は料金精算システムなどを導入し、施設利用者のみ割引
させるといった方法が良いかもしれません。
また、皆がしているから自分もしているといった場合もあるかもしれません。そういった
人に対しては、目に付く場所に看板などを設置し警告をすることが良いかもしれません。
それでも減らない場合は監視カメラを付ける、ゲートを付ける対策を徐々に取っていく
ことがコスト安かもしれません。
迷惑駐車をしている人がどういったことを考えるかは周囲の環境や駐車場規模によって
異なりますので、駐車場及び周囲環境から検討する必要があります。
以上のように、「1、駅の近くにある施設の種類」と「2、迷惑駐車をする人がどう考えるか」
を検討材料として考え、「管理している駐車場の特徴」と「迷惑駐車する相手」がどう
考えているかを判断して対策を練るようにすれば、より正確性が高まるかと思います。
また、このように筋道を立てて対策を行なえば、実施した対策が失敗しても、次の対策を
立てやすくなるかと思います。
弊社としましては、ゲートを販売しておりますので是非ともゲートを設置していただければ
と思っておりますが、まずは
・注意喚起
・警告の為の看板設置
・監視カメラやダミーカメラの設置
など、簡易的なものから行なうのが良いと思います。
また外灯の無い場所ですと、管理されていないと思われてしまいますので外灯の設置も
効果があるかと思います。時間帯によって駐車場に近づくとパトライトを回すなども効果
的です(車両を検知しパトライト点灯やブザー鳴動など)。パトライトを回すようなもので
あれば弊社でご用意しておりますのでご相談ください。
以上になりますが、迷惑駐車がある駐車場に対策を実施する場合には、さまざまな要因を
考慮して検討したほうが精度が上がりますので、ご相談いただく際は現地状況をできる
限りお伝えいただければと思います。
迷惑駐車でお悩みの場合はお気軽に弊社までお問合せください。(文責:営業部 武藤)
無断駐車対策
2014年3月24日
以前にもこの駐車場ゲート通信で迷惑駐車や無断駐車について書かれていますが、改めて
迷惑駐車についてより詳細にご説明し、迷惑駐車について理解していただき、迷惑駐車防止
対策の参考としていただければと思います。
「迷惑駐車をされる」ということには必ず理由があります。あらゆる現象が因果関係を有する
ように迷惑駐車にも理由があり、「迷惑駐車をなくしたい」目的のためには駐車場(又は敷地)
の所有者や管理者が迷惑駐車の原因を把握することが迷惑駐車防止対策の第1歩となり
ます。
果たしてなぜ迷惑駐車はされるのでしょうか。
1つ目には、駐車場近くに車で訪問するような施設があることが考えられます。
駐車場を持たない(又は狭い)商業施設・店舗・仕事上の客先などの利用者や駅などの公共
交通機関の利用者などが迷惑駐車をしているケースが挙げられます。
周りに何も無いのに(マンションなどは別として)、わざわざ迷惑駐車をすることはありません
ので、迷惑駐車防止を考えていらっしゃる皆様はどういった種類の施設が近くにあるかを
念頭に考えていく必要があります。
2つ目には、迷惑駐車をする人には注意されても言い訳できるだけの言い分があるという
ことです。例えば、
「みんながしているから」
「停めても分からなそう」
「ゲスト用の駐車スペースがないからしょうがない(マンション)」
「特に罰則などが明示されていないから停めても問題ない」
など、迷惑駐車をする人には自分を納得させるだけの言い分をもって停めている場合が
ほとんどかと思います。
「迷惑駐車」防止対策をお考えの皆様は、何をするにも先ず原因を明らかにすることが重要
です。「対策をしたのに効果がなかった」という方もいらっしゃるかと思いますが、原因と考
えていたものが原因ではなかったか、原因の追究が十分ではなかったために効果が
なかった事と思われますので、できる限り詳細に原因を把握することが最も重要となります。
原因さえ分かってしまえば何をすべきかということは自ずと導き出されます。
※ただ原因が分かっても対応する対策ツールが無い又は不十分の場合は、迷惑駐車を
減らす程度しか効果がないことも考えられます。
ですから、どういった対策方法があるかということも調査する必要があります。
次回に先ほど挙げた2つの迷惑駐車をされる理由を元にその原因について考えてみたいと
思います。挙げた2つ以外にも理由があるかと思いますが、同様に原因を掘り下げて考え
ていただければと思います。お問合せもお待ちしております。(文責:営業部 武藤)